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アレルギー性結膜炎

アレルギーとは

アレルギーとは体に入ってきた異物に対して体が過剰に反応することでおこり、現代の清潔な環境が返ってアレルギーを増やしているという説もあります。主な目の3症状は「かゆみ」、充血、浮腫(むくみ)です。原因としては花粉やハウスダスト、ダニ、動物の体毛などが知られてます。10歳台が後発年齢で小学生高学年から中学生、高校生に多く見られます。加齢とともに免疫力が落ちるので花粉症などの症状も軽くなるはずです

アレルギーの原因

異物が入ってくると肥満細胞(マスト細胞)からヒスタミンなどのかゆみを引き起こす化学物質が放出されます。従ってヒスタミンを出来るだけ放出させない薬と放出されたヒスタミンをブロックしてかゆみを引き起こさないような薬を使います

アレルギー疾患の分類

季節性アレルギー性結膜炎

花粉が原因で起こるアレルギーで春のスギ花粉、夏のイネ、秋のブタクサが知られている

通年性アレルギー性結膜炎

ハウスダストが有名で常に家などにあるので、1年を通して症状がでます。ハウスダストの中にはホコリ、ダニの死骸、人や動物の毛、カビなどが含まれ、舞い上がり目に入り結膜についたり吸い込むとアレルギー症状がでます。冷暖房完備の閉め切った部屋が多いことが関係しているとも言われ、掃除や換気や除去が必要です

春季カタル

アレルギー性結膜炎の重症型です。10歳頃までに多く見られそれ以降落ち着いてきますが、アトピー性皮膚炎との合併では20歳台でもみられます。目の痒みが強く、眩しく感じたりする事もあり、角膜にこんだくを生じる事もあります

巨大乳頭性結膜炎

コンタクトレンズ長期装用者によくみられます。メヤニガ出るため痒みの他に曇って見えることがあります。アレルギー反応により瞼の裏にボツボツした大きな乳頭(巨大乳頭)が見られます。コンタクトレンズについたタンパク質に対するアレルギー反応が原因なので汚れたコンタクトレンズを装用するワンデー以外のレンズで多く見られます。瞬きでコンタクトが上にずれることがあります。アレルギーの方にはコンタクトレンズはワンデーの方をすすめます

アレルギー性結膜炎の症状

まずかゆみがでます。メヤニも出ます。かいていると充血を伴うようになります。瞼まで赤く腫れてくることもあります。重症化する前に出来るだけ早く治療することが重要です

アレルギー性結膜炎の診断

症状と結膜の状態をみて判断します。採血検査で血清特異的IgE抗体の量を調べると原因となる抗原は何か診断することができます

アレルギー性結膜炎の治療

ヒスタミン拮抗薬と、ケミカルメディエーター遊離抑制薬の2種類があります。ヒスタミン拮抗薬は痒みを引き起こすヒスタミンを直接阻止するので即効性があち痒みが強い時にも頓用で使われます。メディエーター遊離抑制は効果が出るのに2週間かかるので予防のためにも使われます。それでも効かない場合にはステロイドを使うことがありますが眼圧が上がることがあるので眼科で定期的に測りながら使う必要かがあります。それでも効かない場合には抗アレルギー薬を内服する場合があります。春季カタルでは免疫抑制薬を使う場合があります。

最近はアレルゲン免疫療法でアレルギーそのものをぁいぜさせようという治療があります。

アレルギー性結膜炎の予防

花粉症の予防には花粉が目に入らないように工夫することが重要です。保護メガネやひさしのついた帽子があります。布団は飛散量の少ない日を狙って干す、外出から戻ったら花粉をよくはたき落とすと良いかもしれません。防腐剤の入ってない人工涙液で洗眼することも有効です。コンタクトレンズはなってしまったら眼鏡ね変える1dayにするほうが良いでしょう

アレルギー性結膜炎は短期間の治療では改善せず長期化することがあります。生活習慣の改善から指導することが必要な場合があります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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