メニュー

ブログテスト

目次

1目が赤い

結膜炎の場合でも様々な種類があります。結膜炎ではなく結膜下出血の場合もあります。急性緑内障、ぶどう膜炎でも充血します。まず診察をしなければ赤い原因もわかりませんので受診すすめます

充血の原因となる疾患

2目が痛い

屈折異常による眼精疲労、麦粒腫、霰粒腫、角膜の傷、強膜炎などが考えられます

2目がかすむ

白内障、ドライアイ、老視などが考えられます

白内障

水晶体が濁ると目がかすんで見えるようになります。アトピーなどでステロイド長期使用したときに多い後囊下白内障では濁りも割りにかすみが強くて視力も低下して見えにくくなります

ドライアイ

ドライアイでも目がかすんで見えたり見えにい症状が出ます。目の表面に細かい傷がつく点状表層角膜症でも視力が落ちることがあります。まずはドライアイや目の表面の傷を治療します 

老視 

老視では近くが見えにくくなるため、かすんで見えるようになります。近視視力を測定し多焦点レンズのメガネや多焦点コンタクトレンズで矯正した方がよいばあいがあります

4目が見えにくい

近視、遠視、乱視、老視でも見えにくくなりますが、白内障、緑内障、角膜疾患、眼底疾患(糖尿病網膜症や加齢黄斑変性症など)、視神経の疾患(視神経炎など)など多くの眼科疾患で見にくくなることがあります

近視 乱視

近視では網膜の手前で結像するため網膜に鮮明な像を映し出すことができません。凹レンズを使い網膜に像を結ぶように矯正してあげます。乱視も大きいと視力低下の原因になります

遠視 老視

遠視は網膜の後方で結像するためぼやけてしまいます。凸レンズを使い網膜に像を結ぶように矯正してあげます。35歳頃から老視は始まります。眼鏡やコンタクトレンズでこれまで見えていた度数でぼやけて見にくくなってきたと感じたら老視の始まりかもしれません。度数を少し下げるとか何らかの対処をしないと目が疲れるなど眼精疲労の症状が増すかもしれません。加齢と共に水晶体の弾性が失われることによって老視は起こります

角膜疾患

角膜の病気によっても目が見えにくくなります。多くの角膜症状によって見にくくなりますが以下の病気があります

角膜ジストロフィー(角膜の先天疾患)

顆粒状角膜ジストロフィー、格子状角膜ジストロフィー、Reis-Buckler角膜ジストロフィー、斑状角膜ジストロフィー、膠様滴状角膜ジストロフィー、結晶状角膜ジストロフィー(Schnyder角膜ジストロフィー)、Meesmann角膜ジストロフィー、Fuchs角膜内皮ジストロフィー、後部多型性角膜ジストロフィー、先天性遺伝性内皮ジストロフィー。遺伝性で常染色体劣性が多いですが常染色体優性もあります。発症時期はまちまちで、無自覚のものから、最初は光を眩しく感じたりボヤける程度だったのが段々と視力が落ちてくるのもあります。治療は表層角膜移植や深層角膜移植や角膜内皮移植などいろいろな角膜移植があります。コンタクトレンズ装用で再発を抑えられることがあります

目が見えにくくなるその他の疾患

5目がまぶしい

白内障、角膜疾患などで眩しく見えることがあります。まず受診をすすめます

6目の中で何か飛ぶ

飛蚊症もその中の1つです。生理的飛蚊症、網膜剥離、網膜裂孔、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、硝子体出血、ぶどう膜炎でも症状が出ます

7物が2つに見える

白内障が原因で物が2つに見える複視となる場合があります。乱視が原因でもなります。以上の場合は片目で見た時も2つに見えます。

両目で見た時に2つに見えることがあります。右や左など特定の方向で複視の症状が強まる場合があります。この場合は両目の動きが上手く共調できておらず片方の目だけが動きがおかしい時です。頭の中のの病気や目を動かす筋肉への血流は悪く上手く筋肉が動かせない時に起こります

8ドライアイ

角膜乾燥症(ドライアイ)の定義=「様々な要因による涙液および角膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う

涙液分泌の減少によるもの
Sjögren症候群 
非Sjögren症候群

涙腺疾患、涙腺閉塞、マイボーム腺梗塞、眼球突出、瞬目不全、コンタクトレンズ装用

反射性分泌の低下

顔面神経麻痺、角膜ヘルペス、眼科手術後、糖尿病、緑内障点眼(βブロッカー点眼)、加齢

ドライアイの原因

コンタクトレンズ装用者
パソコンやスマートを長時間見る方 
御高齢の方 
レーシック手術をされた方

ドライアイの症状

目が痛い 
目が理由もなくゴロゴロする  
理由もなく涙が出る 
目が赤くなる 
何となく目に不快感がある 
物がかすんで見える 
目が疲れやすい

ドライアイの検査

目の傷を見る検査

フルオレセインという黄~橙色の試薬を点眼して傷が緑色に染まるかどうか見る検査です

涙の質を見る検査

BreakUpTime(BUT)という目の表面に張った涙の膜が持続する時間を見て目の表面が乾きやすいかどうか判断します

涙の量を調べる検査

試験紙が涙で濡れた長さで涙の量を測定する検査です

診断

問診

症状は乾燥感、異物感、眼不快感、疲労感、充血や眼瞼の腫脹などですが、自覚症状だけでは原因も様々で特徴も捉えにくいといえます

薬剤性角膜障害とドライアイの鑑別

薬剤性の角膜障害の場合はドライアイと所見が異なりますが、ドライアイの場合は結膜の障害が角膜障害より強い傾向が強く、薬剤性角膜障害では結膜上皮障害より角膜上皮障害が強い傾向にあります

治療について

市販の目薬や水道水による洗顔はかえって悪化させることがあります。現在は正常に機能していない目の表面の細胞に働きかける目薬も使います。

原因となっている基礎疾患がある場合は、まずその疾患の治療をします。 上皮障害に対してヒアルロン酸ナトリウム点眼を行い上皮の保護、保湿を行います。重症例には防腐剤の含まれない点眼薬を処方します。他に人口涙液、コンドロイチン硫酸、ビタミンB12、自己血清点眼や、涙点プラグ、キープティア(コラーゲンプラグ)、涙点閉鎖を症状に合わせて行います。

点眼

以前は傷ついた角膜を修復させるような目薬が使われてました。一時的な症状の改善だけでなく、涙の質や分泌を改善するためにジクアスやムコスタを用います。また、薬局で購入可能な点眼薬の中には防腐剤が入っているため防腐剤が入っていない目薬を使ったりします

手術

涙点プラグ・涙点閉鎖術を行うことがあります。点眼でよくなら時は涙点プラグ・涙点閉鎖術を行うことがあります。ドライアイの原因として結膜弛緩症(眼の表面の白眼の皺)がある方には、結膜弛緩切除術により改善する場合があります

セルフケア

瞼の縁のまつ毛の根元にある脂の分泌腺(マイボーム腺)をマッサージするマイボーム腺マッサージや蒸しタオルで詰まった脂を溶かすようにすると効果があります

屈折異常による眼精疲労、麦粒腫、霰粒腫、角膜の傷、強膜炎などが考えられます

9白内障手術について

白内障手術について

超音波水晶体乳化吸引術とは

遠い昔は角膜縁に沿って大きく円形に切開して水晶体を丸ごと取り出す様な方法などで行われてましたが、局所麻酔での日帰り手術を可能にしたのがこの超音波水晶体乳化吸引術です。

角膜切開粉砕(乳化)吸引という主に3つの工程に分けられますが特に難治な症例でなければ数分で終わります。

角膜切開 

点眼麻酔して僅か2~3ミリの切開を角膜に沿って弧状にします。痛みはありません。
その後に水晶体の薄い膜を環状にサランラップをはがす様にはがします

粉砕(乳化)

膜に包まれた中の濁った水晶体だけを超音波で粉砕(乳化)しながら吸引します。痛みはありません

吸引

膜だけを残してすべて吸引します

眼内レンズ挿入術とは

膜の中にできた空間に眼内レンズを挿入します

単焦点レンズとは

一つの距離にピントが合うレンズです。遠くにピントが合うレンズを挿入したら近くを見るときはメガネをかけて見ます

多焦点レンズとは

単焦点レンズに対して2カ所(近くと遠く)や3ヶ所(近くと遠くと中間距離)にピントが合うレンズです。単焦点レンズに対してやや見え方のシャープさに劣ります

 
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME