緑内障
緑内障とは
眼圧が原因と言われますが何らかの原因により視神経に障害がおき徐々に視野が狭くなっていく病気
緑内障の疫学
日本人の約5%。失明原因の第一位
緑内障の症状
気がつかないうちに視野が悪くなっていきます。健康診断やたまたま別の目の症状で受診した際に疑われ精密検査で分かることが多い。そのため早期からの検査が重要です。目が急激に痛くなる急性緑内障発作はすぐに眼圧を下げる必要があります
緑内障の種類
原発開放隅角緑内障
房水という目の流れの排出口が詰まったりして排出能力が落ちてしまうことが原因で緑内障のなかで最も多いタイプの緑内障です。眼圧が正常範囲のものを特に正常眼圧緑内障といいます
原発閉塞隅角緑内障
房水が排出する出口が塞がることで眼圧が高くなり発症します。急激に上がると眼圧が激しい頭痛、目の痛み、嘔吐などの症状が出ます
続発緑内障
他の病気にに続いて二次的に発症する緑内障です。ステロイドによるステロイド緑内障、糖尿病網膜症・網膜中心静脈閉塞症・眼虚血症候群等がかなり進行しておこる血管新生緑内障、ぶどう膜炎に伴うもの、ポスナーシュロスマン(Posner-Schlossman)症候群、落屑症候群などがあります。
緑内障の治療
緑内障では以下の検査をします
眼圧検査
眼圧の推移を見ながら点眼薬を選択します
眼底検査
視神経乳頭の状態や網膜神経線維層が欠けているかを見ます。進むにつれて視神経乳頭陥凹が大きくなったり網膜神経線維層の欠損面積が広がります
光干渉断層計(OCT)検査
視神経乳頭の構造や網膜神経線維層の厚みが分かります。これらで緑内障の進行を判定します
視野検査
現在の視野の状態を過去の視野と比較します
緑内障の治療
点眼薬
レーザー
レーザー虹彩切開術
レーザー線維柱帯形成術
毛様体破壊術
手術
線維柱帯切開術(トラベクロトミー)
線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)
隅角癒着解離術
観血的虹彩切除術
白内障手術