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黄斑円孔macular hole

黄斑円孔は50~70歳代に好発し女性に多いです。10~20%は両眼に生じます。視力は0.1~0.4に低下し変視症を自覚する場合が多いです。

黄斑円孔の原因

目の中のゲル状ゼリー状の物質を硝子体といいますが老化や外傷などの刺激により網膜の黄斑部を内側に引っ張ってしまうため剥がれて穴が空いてしまった状態です

黄斑円孔の症状

ものが歪んで見えたり視力が低下します

 

黄斑円孔の診断

光干渉断層計(OCT)により簡単に診断できます

黄斑円孔の治療

黄斑円孔の手術では、SF6(六フッ化硫黄)という気体や空気を入れます。網膜表面の内境界膜という膜を黄斑部に被せて手術を終了する場合もあります。術直後はうつむき姿勢をとっていただきます。しばらくあお向け以外の体位を取ってもらうことになりますが黄斑部に気体が当たるようにするためです。

硝子体手術で円孔閉鎖が期待できます。しかし円孔が閉鎖すれば即良好な見え方になるわけでなくしばらく数ヶ月近く様子を見る必要があります。歪みが残ったり視力が十分でない場合もあります。

近視性黄斑円孔や外傷性黄斑円孔で円孔閉鎖率や視力予後はやや不良です

 

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